あるエッセイで、 町田はこんなことを言っている。
(小説を書くということは) えーっと、 どういう風に書きゃいいんだよ、 と悩み、 先へ進まなくなったり、 とんでもない脇道へそれて戻って来られなくなったりと、 大変な道中なんだけれども、 そうすると、 今度はその脇道に、 ぜんぜん意図しねぇだだけ者が居て、 勝手なことをいったりやったりするなんて摩訶不思議なこともあって、 そこんところが面白くて…… ── 『へらへらぼっちゃん』
意図しねぇだだけ者、 言い換えれば作者も予期できない展開が、 最近の町田作品には乏しい。 いや、 自戒です。 暴力的であれ。
