2005-04-28
[]  バブルの残党
中村うさぎのことは、 たまに読む 『週刊文春』 の連載エッセイでしか知らないが、 ちゃんとツッコミ小人 (前項) をかかえながらも、 本筋のところで改心しない頑固さがいい。 南朝の残党、 豊臣残党、 明治の佐幕、 アジア解放の理念を信じて、 大戦終結後も東南アジアで解放戦争を戦った日本兵。 でもって、 バブルの残党。

バブル経済時代に社会の中核だった連中が、 今になって人間らしを取りもどしたいだの、 自然がどうのと、 リストラやら定年やらのせいで言い出してるが、 はずかしくないのか。 はずかしくないんだよな。 中村うさぎの爪の垢なんていっても、 意味は通じないだろう。

連合赤軍も、 「自己批判」 という儀式によって、 ツッコミ小人を積極的に育てようとした人々であった。 だが、 この儀式は後に 「相互自己批判」 から 「他者裁判」 の儀式に摩り替わって、 あの凄惨なリンチ事件に繋がったのである。 (…) 連合赤軍のリンチ事件はツッコミ小人 (脳内他者という形の客観性) の敗北死であった。

こんなに優しく、こんなに苦い認識を、 全共闘世代の誰が持ったか。 おれが知らないからって、 いないわけではないだろうが。
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おれジャック、 改名して今は浦島。


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