[雑] はてなの謎
「人力検索」 というサービスを掲げて 「はてな」 が登場したとき、 いったいこんなビジネスモデルが成り立つのか、 とまず思った。 以来、 洪水みたいにアイデアを連発し、 かつ実現して、 いまや日本のウェブシーンの真ん中にいるのが 「はてな」 なのだが、 成り立つのかという疑問が解けたわけではなかった。 だいいち、 ドッグイヤーと言われる IT の世界で、 これだけ成功に継ぐ成功を重ね、 ウェブ界の話題を引っ張ってきて、 いまだに社員10名ということはない。今朝、 次のような記事を読んだ。 「はてな」 の活動を支えてきたのはビジネスモデルなんかではなかったのだ。
何を作るか確たるアテがないまま、 近藤さんが合宿をやりたい! やるぞ! と半ば強引に宣言して場所の予約をしたというのだ。 そして、 行きの車中で 「うーん、 何やろか」 と議論して 「ブックマークやろか」 となり、 そして合宿中にはてなブックマークを一から実装したというのある。
これを聞いてワタシは驚き、 呆れ、 慄いた。 もちろんはてなブックマークが日本で最初のソーシャルブックマークシステムではない (ishinao さん作の MM/Memo がある) にしろ、 この衝動性と自分達への自信は尋常ではない。 合宿をやって、 何も新しいものが生まれないなんて考えもしなかったのだ、 この人たちは!
はてなを突き動かしているのが、近藤さんをはじめとする社員の天然の狂気であることをワタシはそのとき悟ったのである。
» YAMDAS現更新履歴 - はてなを突き動かす天然の狂気
これを聞いてワタシは驚き、 呆れ、 慄いた。 もちろんはてなブックマークが日本で最初のソーシャルブックマークシステムではない (ishinao さん作の MM/Memo がある) にしろ、 この衝動性と自分達への自信は尋常ではない。 合宿をやって、 何も新しいものが生まれないなんて考えもしなかったのだ、 この人たちは!
はてなを突き動かしているのが、近藤さんをはじめとする社員の天然の狂気であることをワタシはそのとき悟ったのである。
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自信と衝動だったのだな。 ビジネスと見るより、 小劇団活動にでもたとえたほうが近いかもしれない。 それにしても、 狂気のあり方の変わったことよ。 わたしの知っている60年代からこっち、 カルチャーシーンのトップランナーにとって狂気は商売道具でもあって、 それをちらつかせることが存在感の維持に役立ってきたのだが。
変わったのは90年代半ばか。 例をあげれば、 62年生まれの松尾スズキから洩れ出てくる狂気めいたものが、 70年生まれの宮藤官九郎からは伝わってこない。 このあたりが境目だろうか。
