浦島雑誌(旧)
2005-06-21
[芸能ロボット]  神の似姿
スピルバーグの『Artificial Intelligence』をビデオで見る。日本では『A.I.』の題名で公開された作品。

じつは、アメリカ在住の友人が、日本では未公開かもしれないというので、みやげに持ってきてくれたもの。しかも、しかも!! 英語がまるでだめなわたしのために、便箋数枚にびっしり書き込んだあらすじ付き。飛行機の中で書いてくれたのだという。そして、しかも、おれ、スピルバーグあんまり好みじゃないんです、悪くなかったと言えるのはデビュー作の『激突』ぐらいで。なんか、書いてるうちに泣けてきそう、まいったなあ。

というわけで、点数もあまりあげられなくて、5点満点で3点。とはいえ、見てる最中にあれこれ思考を刺激されるところはあって、その一つが、
この両者には共通の心理が働いているのではないか。どちらの場合も、被造物を不完全なものと見なして、少しでも造物主に近づくことをよしとする。 不完全であることを根源的不幸と見なすこのような心理あるいは精神構造に、わたしは違和感がある。

このことと幾分か重なるはずだが、わたしは『鉄腕アトム』が好きではなかった。手塚治虫が表現や思考のモデルとしたに違いないディズニー作品にもなじめなかった。これらの場合、わたしは手塚やディズニーのヒューマニズムに白けたのだが、今思うに、不完全なものに対する同情を、いやらしいものに感じたのではなかったか。話が関連してるかしてないか、たぶん関連してると思うが、わたしが好きだったのは『鉄人28号』です。
この記事のトラックバックURL:
http://www.uraxima.com/notes/20050621.tb

コメントを書く
コメント:

お名前:


チェックボックス:
(送信する前にチェックを入れてください)