2005-06-22
[文学]  セリーヌとブコウスキー
セリーヌは読んだことがありますか。 わたしはありません。

国書刊行会のセリーヌ全集を図書館でめくってみた。 第7巻 『城から城』 巻頭の写真がブコウスキーそっくり。 セリーヌというと、 なんとなく美男という感じがしてたし、 実際ほかの巻に載っている写真でみればやはり整った顔立ちなのだが、 それが自他ともに醜男 (ぶおとこ) でとおったブコウスキーとそっくりだったとは。

チャールズ・ブコウスキーの遺した超 B 級ハードボイルド 『パルプ』 は、 32年前に死んだはずのセリーヌがまだ生きていて…、 というところからはじまる。 たしかほかにも、 風呂に入りながらセリーヌを読むといったくだりが、 短編か詩にあったと思う。 だから、 ブコウスキーがセリーヌに関心があるのは感じていたし、 たぶん好意であろうとは思っていたのだが、 ── そういえば、 ブコウスキーの自伝も伝記も読んだことがなかったな、 わたしは ── それ以上の共感みたいなものがあったのかもしれない。 元祖パンクみたいなやつだったのだろうか、 セリーヌは。
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