2005-06-23
[]  自分の頭は、 ほかの人にくらべてずいぶん…
自分の頭は、 ほかの人にくらべてずいぶん単純な構造をしてるらしい。 というのは、 社会的不適応といったことはおくとして、 時折ごくごく単純な論理遊びにはまることがあり、 ──

最初の経験は、 今は絶版の瀬川冬樹 『オーディオの楽しみ』 を読んだときのこと。 説明図といっしょにスピーカーシステムに関する基本的なことがらが頭の中を占拠して、 あれこれ音響理論 ── 夢の中なので、 でたらめの自家製理論なんですが ── の夢を毎日のように見た。 結局オーディオ方面の興味は本を読んで終わってしまったので、 後日のために役立ったことは皆無といった体験だったが。

その次は、 コンピュータの勉強をしようと、 理論寄りの本を読んだときのこと。 論理代数といったか、 ブール代数といったか、 論理回路を作るための ── これもごくごく単純かつ基礎的な ── 計算にはまって、 毎日問題を解いていた。 演習用の本ではないから、 問題がそんなにたくさん載っていたはずはなく、 自分で問題を作って解いていたとおぼしい。 当然、 これも後日の役には立っていないわけでして。

これほどはなはだしいのは別として、 SF 映画を見ていると論理中枢をやられることがある。 『マトリックス』 なんかでもそうだったが、 きのう見たマイケル・クライトン原作の 『スフィア』 では、 対戦型ゲームの種類というのを考えついた。
  • 自分の手は見えるが、 相手の手が見えないゲーム。 トランプ、 麻雀、 花札など。
  • 双方の手が公開されているゲーム。 囲碁、 将棋、 チェスなど。
  • 誰も推理の手がかりを持てないゲーム。 丁半ばくち、 ルーレットなど。
だからどうしたと言われても、 何に使ったらいいんだろう、 こんな分類。 『スフィア』 が、 相手の手を読んで危機を切り抜けるという映画だったので考えついたこと。

映画では、 ひさしぶりに見るダスティン・ホフマンがいい初老ぶりを見せていた。 欧米の俳優やミュージシャン、 『薔薇の名前』 のショーン・コネリーあたりをパイオニアとして、 最近ではエリック・クラプトン、 みごとというより、 ずるいと言いたくなる年の取り方で、 やはりずるいのではないか。 爺さんのくせにいつまでも若さにこだわって、 笑いものになりつつ老いぼれてゆくというのが、 公平な人生というものだろうが。
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