[雑] 自分の頭は、 ほかの人にくらべてずいぶん…
自分の頭は、 ほかの人にくらべてずいぶん単純な構造をしてるらしい。 というのは、 社会的不適応といったことはおくとして、 時折ごくごく単純な論理遊びにはまることがあり、 ──最初の経験は、 今は絶版の瀬川冬樹 『オーディオの楽しみ』 を読んだときのこと。 説明図といっしょにスピーカーシステムに関する基本的なことがらが頭の中を占拠して、 あれこれ音響理論 ── 夢の中なので、 でたらめの自家製理論なんですが ── の夢を毎日のように見た。 結局オーディオ方面の興味は本を読んで終わってしまったので、 後日のために役立ったことは皆無といった体験だったが。
その次は、 コンピュータの勉強をしようと、 理論寄りの本を読んだときのこと。 論理代数といったか、 ブール代数といったか、 論理回路を作るための ── これもごくごく単純かつ基礎的な ── 計算にはまって、 毎日問題を解いていた。 演習用の本ではないから、 問題がそんなにたくさん載っていたはずはなく、 自分で問題を作って解いていたとおぼしい。 当然、 これも後日の役には立っていないわけでして。
これほどはなはだしいのは別として、 SF 映画を見ていると論理中枢をやられることがある。 『マトリックス』 なんかでもそうだったが、 きのう見たマイケル・クライトン原作の 『スフィア』 では、 対戦型ゲームの種類というのを考えついた。
- 自分の手は見えるが、 相手の手が見えないゲーム。 トランプ、 麻雀、 花札など。
- 双方の手が公開されているゲーム。 囲碁、 将棋、 チェスなど。
- 誰も推理の手がかりを持てないゲーム。 丁半ばくち、 ルーレットなど。
映画では、 ひさしぶりに見るダスティン・ホフマンがいい初老ぶりを見せていた。 欧米の俳優やミュージシャン、 『薔薇の名前』 のショーン・コネリーあたりをパイオニアとして、 最近ではエリック・クラプトン、 みごとというより、 ずるいと言いたくなる年の取り方で、 やはりずるいのではないか。 爺さんのくせにいつまでも若さにこだわって、 笑いものになりつつ老いぼれてゆくというのが、 公平な人生というものだろうが。
