[詩] ベジタブルソング
売り言葉に買い言葉むかし歌ったベジタブルソング
なんのなんの
ベジタブルソングのひとつやふたつ
おれだったら五分もあれば
仕上げるさ
ねぎと大根重ねて延べて
菊は酢の物、 葵は干物
午前三時のからし蓮根
浜のきゅうりになすびを添えて
わかめ、 ひじきが野菜なら
煙草、 大麻もベジタブル
競りも終わった野菜市場の
京菜の陰で泣いてても
しょうがないっていえば
しょうがないから
おれは今日も
シンギングソングライティングしてるんだが
いまいち
葉物では力が出なくて
ごぼう、 にんじん、 さつまいも
こってりこねて、 さあどうだ
とばかり
ベジタブルソングの三つ四つ
ぶつけてみても
玉ねぎ、 それも腐ったやつを
ぶつけ返されたら
負けるなあ
むかし歌ったベジタブルソング
つい懐かしく口ずさんだが
おりから明日はハローウィン
かぼちゃのちょうちんで
もうひと勝負か
