2005-08-01
[ロボット]  ロボット志願
藤富保男の詩は、 ロボットが書くものを思わせる。 実際、 ロボットが書いたのだろう。 シュールレアリストやカットアッパーのように方法を述べたり宣言したりするわけではないが、 藤富の作品を見ればそのことはわかる。

ある日雨がふった
ある日は雨がふった
右同
右同
ある日も雨がふった
ある日は雨がまたふふふふふふ
(…)
      ―― 「嫌」

こんな詩はロボットでなければ書けない。 そのことがわかると、 次のようなもっと人間ふうのも、 やはりロボットが書いたのだとわかる。

男は向うをむいて
夕立のように去って行った

女は しば
らく 芝
生に坐り
うすい月を見て
少量に泣いている
(…)
      ―― 「仕方が泣く頃」

自分と
自分でないものが
どこかで出会って
笑いだすか
怒りだすか
そんなことは知らないが
自分でも
自分でないものでも
ないところに
それはある
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おれジャック、 改名して今は浦島。


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