2005-08-28
[]  おぼろ夜情話 ―― 十六夜清心
逃げてきました
逢いたくて
人目をしのぶ
おぼろ夜に
星の影さえ二つ三つ

探しあぐねて
ねえあなた
風に追われて
おぼろ夜を
四つか五つか鐘の声

逢えてうれしい
時過ぎて
なに誘うやら
おぼろ夜の
岸を叩いて返る波

死ぬの生きるの
ねえあなた
行く先知れぬ
おぼろ夜は
肌身にしみる風ばかり
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