2006-03-28
[浦島詩抄]  花の精
花ざかりの森を
いつもの前かがみで
座頭が歩いている
殺されたのは二百年前
何のいいこともない
クズみたいな一生だったが
死んでから運が向いたか
桜の根っこに吸い上げられて
今では花の精
あいかわらず目は見えないし
破れ衣は昔のままでも
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