2006-04-02
[詩論]  ブリッジの方法: 実践編 1
先日のエントリー 「六人の中国人の漁師」 で見た詩の構造、 これを実作に応用したらどうなるか。

4ブロックから成る詩を作ってみる。
手順は次のとおり。
  1. 適当な本から、 ひとまとまりのテキストを2箇所抜き出す。 この2つを、 4ブロックのうちのブロック [I] および [IV] とする。 各テキストは、 適当に改行を入れて詩風の見かけにする。
  2. とりあえず、 ブロック [IV] のことは忘れる。
  3. ブロック [I] から適当な単語 (またはフレーズまたは概念) を取り出し、 この単語を含む短い詩を2つ作って、 これらをブロック [II] および [III] とする。 この2つの短い詩には、 創造性、 新規性は不要。 詩風に見えればいい。
  4. ブロック [IV] から適当な単語 (またはフレーズまたは概念) を取り出し、 この単語を含むフレーズまたは行を、 ブロック [II] および [III] に挿入する。
  5. ブロック [I] と [IV] を観察する。 両ブロックを結ぶようなイメージあるいは概念があれば、 完成とみなす。 なければ追加する。 追加できなくてもかまわない。
以上のような手順でできあがったものは、 いちおう詩の体裁をしているだろう。 見かけの字面だけでなく、 ブロック [I]、 [II]、 [III] に共通の単語があり、 ブロック [II]、 [III]、 [IV] にも共通の単語があることで、 全体に一つの流れができているはず。 またステップ5を実行した場合は、 さらに完成度が高くなっているだろう。

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