2006-04-02
[詩論]  ブリッジの方法: 実践編 2
ステップ1として、 次の2つのテキストを選んだ。 オリジナルのテキストを適当に改行してある。

[I]
一九四五年
彼はギリシャに行き
そこでエリア・ヴェネシスの
小説をもとにして
一九二一年のギリシャ人の
強制移動についての映画 『のどかさ』
を撮ることに決めた

―― シェルドン・レナン著、 波多野哲朗訳 『アンダーグラウンド映画』

[IV]
黒い雲に刺し込む夕陽が
裸体を赤々と照らす
キムはリボルバーを
注意深くタオルにくるみ
川岸の雑草の下に置き
片足を水につけ
吐息をもらす

―― ウィリアム・バロウズ著、 飯田隆昭訳 『デッド・ロード』

ステップ3。
ブロック [I] から単語 「一九四五年」 を選んで、 ブロック [II] および [III] を作る。

[II]
その年が何の年であったか
わたしは思い出して笑った
いつも忘れてしまう年

[III]
一九四五年
最後の日々のドキュメンタリー

ステップ4。
ブロック [IV] から単語 「リボルバー」 を選び、 これを含む行を追加した結果、 ブロック [II] とブロック [III] は、 それぞれ次のようななった。

[II]
その年が何の年であったか
わたしは思い出して笑った
いつも忘れてしまう年
忘れられるリボルバー

[III]
一九四五年
リボルバーが机の上に置かれている
最後の日々のドキュメンタリー

ステップ5は省略。

» ブリッジの方法: 実践編 1
» ブリッジの方法: 実践編 2
» ブリッジの方法: 実践編 3
» 一九四五
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