2006-04-09
[日記]  発見
思いがけない発見。 というか、 発見というものは、 当然のことに気づいて驚くということなのだが。

ゆうべ寝る前に、 ボードレールの 「梟」 を訳してみようとした。 フランス語の時制は忘れてしまったから、 英訳を参考にしつつ、 じつは日本語訳も見ながら、 ほんとうのところ和文和訳みたいな作業だったのだが、

原文 » Les Hiboux by Charles Baudelaire

訳に取りかかる前に、 原文のシラブルを数えてみると、 だいたい各行8シラブルでそろってるから、 内在的なリズムだけでなく見かけのリズムも持った定型的な詩なのだろうと決めて、 七五調で訳を作りはじめたら、 原文が足りなくなって行き詰まる。 原文が8単位で表現している内容を、 こちらは七五=12単位であらわそうというのだから、 訳文が冗長になるのは当たり前、 逆にいえば原文が足りない。 何語で書こうと、 似たようなことを書こうとすれば、 似たようなボリュームになるというのが昨夜の発見。

参考にした和訳は、 上田敏と鈴木信太郎の二つ。 鈴木のものは、 意味を忠実に訳そうとしたらしく原文よりかなり長い。 『海潮音』 の上田訳は七五調、 上のようなことに気づいて読み返すと、 すき間を埋める工夫をしているのがわかる。
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