[詩] トマト男
郷に入っては郷に従えそうは言ってもエトランジェなら
不明なことは幾らもある
トマトは種を抜いてから食え
なんて今ごろ教えられても
すでにトマトは、 腹の中で芽を出して
根も張って、 とっくに手遅れ
こうなったら、 毎日元気に日を浴びて
一人前のトマト男になるばかり
そして、 次の行き先は
トマトの国か
どこにあるかは知らないが
そこにも青空はあって
木立もあって、 木陰もあって
川も流れているだろう
よい旅でありますように
自分のトマトが生ったなら
かじりながら出かけるとしよう
