2006-05-23
[文学日記]  俳句と俳諧
田中優子曰く、

俳諧は近代でいう俳句ではない。 俳諧という言葉を辞書でひいてみれば、 それが、 たわむれ、 おどけ、 滑稽、 諧謔の意味であることがわかる。 しかし俳句などといってしまうと、 年寄りの手すさびみたいで、 どうもあまりさえない。 (…) 明治になってから近代人が西欧的にエラくなろうとした結果、 俳諧からエネルギーが抜き取られて俳句になったのだった。 (…) たしかに俳諧は芭蕉で変わった。 しかしその芭蕉から俳諧の連句をそっと抜き取り捨てて、 俳句だけを後世に伝えたのはやはり近代の人々だった。 ―― 『江戸の想像力』

ひょいと本棚から抜き取って開いたら、 こんなことが書いてある。 いい本持ってるんだなあ、 読みなさいよ、 おれ。

これと少し関係がある。 ときどき思っていたのだが、 自分には短歌は長すぎて、 俳句は短すぎる。 短歌を作ろうとしても、 うまく三十一文字が埋まらない。 そんなにたくさん文字を使って言うほどの思いがないのだ。 いっぽう十七文字では、 これは技術的な問題だろうが、 はみだしてしまう。 連歌だったら、 ちょうどよいかもしれない。 十七文字か十四文字で言い切れなくても、 ほどほどで放り出して、 次の句に期待すればいいのだから。 だけど連歌というのは、 どうやるのだろうとも思っていたのだが、 それについても 『江戸の想像力』 に少し書いてあるようだ。 詩を書くつもりだったが、 今夜はもう気力なし。 優子先生の本を読みながら寝るとしよう。
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おれジャック、 改名して今は浦島。


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