2006-06-17
[歴史政治]  敗者の地政学
日本における敗者の情動・行動のベクトル。
  1. 北へ帰る。
    歌謡曲の世界。 小林旭 「北帰行」、 徳久広司 「北へ帰ろう」、 冠二郎 「旅の終わりに」。
  2. 吉野にこもる。 または逃げる。
    歌集より軍書に悲し吉野山。 太平記の世界です。 その前にも義経が逃げまわったし、 もっと昔、 古代天皇の時代にもあったと思う。
  3. 九州から攻め返る。
    足利高氏のケース。 失敗に終わったが西郷隆盛も。
と、 かねがね思っていたのだが、 先日のエントリーでふれた山田風太郎の 「室町の大予言」 に、 嘉吉の乱で敗死した赤松満祐の弟・則繁の行方につき、 朝鮮の将となって高麗のうちの一国のあるじとなったとの説が紹介されている。

なるほど、 朝鮮というベクトルがあったか。 ということで第4のケース。
  1. 朝鮮にわたる。
    高天原を追われたスサノオ (素戔鳴尊) が新羅に降ったとする日本書紀の一説。 仏教伝来のおり、 スサノオ (素戔鳴尊) が仏教を守護しながら日本に帰ってきたという話も何で読んだおぼえがある。 何でだったかは忘れた。 仏教説話の類だろうか。
    後三年の役で討たれた安倍貞任の弟・宗任は、 九州に流されたあと日朝貿易にかかわったらしい。 朝鮮にわたったと、 これも出典を忘れたが、 朝鮮の浜辺で毎日ナギナタをふるいながら、 何かわめいていたというような話。 貝原益軒だったか。
    よど号ハイジャックも、 このケースに入るか。 左翼の武装路線が追いつめられていた中での行為。
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おれジャック、 改名して今は浦島。


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