2006-06-29
[浦島詩抄]  月男
月男がやって来る
縄梯子をつたって
月の世界から降りてくる
月男の来る晩は
誰ァれも月なんか見てない夜
ということになってるが
何かまうものか
誰に見とがめられても
月男は知らぬこと
チチチっと軽く舌打ち
いたずらっぽく
人差し指を立てて
「いいですか、 お嬢さん
 この世には
 月男なんていないんですよ」
そんなことを言いながら
あなたの夢に忍びこんだ月男は
あれからどこへ行ったのか

- posted by 浦島
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