[文章作法] 空論あるのみ
ガリレオの地動説を攻撃したアリストテレス学派とガリレオら最初期の科学者との違いはなにか。モデル上の整合性だけではなく、 それが現実とどう対応しているのかを精緻に検証しようとする姿勢です。 このちょっとした違いが、 「科学」 に現実を把握し改変する巨大な力を与えたのです。
内田樹センセあたりの得意技でもあるのですが、 論理的に整合性のあるモデルを作るところまではそう難しくない。 もちろん面白いモデルを作れること自体は素晴らしい才能といえます。
ただし、 自然現象、 あるいは社会や歴史といったハードな現実について本当に意味のある議論をしようとするのなら、 モデルと現実を照らし合わせる地道な作業が不可欠なのです。
- 2008-01-07 - 赤の女王とお茶を: 「大雑把なモデル」の功と罪
モデルと現実を照らし合わせる地道な作業、 これだなおれに欠けてるのは。 粗雑なモデルならすぐ考え付く。 いくらでも考え付く。 一日中考え付いている。 でも、 それを論証するのが面倒なのだ。 教養が足りないとか、 時間がないとか都合はいろいろあるが、 基本的には資質の問題。 だったら背伸びしてはいけない。 空論あるのみ。 内田樹センセ云々については保留したいが、 そういう面もあるのかと。 だから読めるということもありそう。
