浦島雑誌(旧)
2008-08-19
[ロボット]  永遠の生命に向けて

- University of Reading - Robot with a Biological Brain: new research provides insights into how the brain works

英国のレディング大学というところが、ネズミの脳細胞を使ってロボットを動かすことに成功したとかで、話題になっている。

- 痛いニュース(ノ∀`):ネズミの脳みそを組み込んだロボットが完成
- ラットの神経細胞でロボットを制御、動画 | WIRED VISION

すでに、脳の信号を用いて義肢を動かすとか、車椅子を操作するとかの技術は実用段階にあり、これでまた、人間の身体をマシン化する、言い換えれば不死の身体に変える研究が少し進んだことになるのではないか。最終目標は、脳そのものをマシンと置き換えてしまうこと。この段階で、ちょっとしたアイデンティティの問題が残る。

というのは、脳の記憶をマシンにコピーするわけだが、コピー元の脳(A)とコピー先のマシン脳(B)は、同じ記憶を持つわけで、つまり同じアイデンティティを持つ脳が二つできてしまう。所期の目的である不死を B は手に入れたが、A は依然として不死ではないから、プロジェクトを全うしたければ、コピーが完了した段階で A の存在を抹殺しなければならない(アイデンティティの問題のほかに、倫理の問題も残りますね)。手順としては、A が寝ている間に殺して、死が確認されたら B にスイッチを入れるということになるだろう。

こうしてできた B が、自分は自分だろうかと思い悩むことはない(はず)。眠りにつく前の自分と、朝めざめた後の自分が、はたして同じ自分かなどと、我々はふだん疑ったりはしない。アイデンティティとは、記憶のことなのだから。

おまけ画像。
「最後まで愛してくれる?」
「最後って、命の終わり? それとも、世界の終わり?」

- Web Zen: Sunday comics zen - Boing Boing
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