2008-08-19
[芸能歴史]  大麻といえば
ロシア出身の幕内力士・若ノ鵬が大麻でつかまったというが、

- 幕内力士、若ノ鵬を逮捕 大麻所持容疑、吸引具も押収 - MSN産経ニュース
- 間垣親方から参考人聴取 若ノ鵬大麻所持で - MSN産経ニュース

大麻といえば、 当麻蹴速 (たいまのけはや)。
いや、 音が同じというだけのことだが、
その昔、 当麻蹴速という乱暴者が大和にいて
「天下に俺より強いやつはいない」
と豪語してたが、
うわさを聞いた垂仁天皇が、
「ほかに強いのはいないか」
と問うと、 出雲国に
野見宿禰 (のみのすくね)
という者がいるとわかって
さっそく呼び寄せて
当麻蹴速と勝負させたところ
宿禰は蹴速のあばら骨を踏み折り
腰も踏み砕いて
蹴速を殺した。
そこで当麻蹴速の土地を取り上げて
野見宿禰に与え
宿禰は大和にとどまって
天皇家に使えました
めでたしめでたし
と紀元前23年に相当する『日本書紀』 垂仁紀7年の条にあって
これが日本における相撲の起源と
誰が言い出したか知らないが
なっている。
この件につき武智鉄二が
「相撲とは、 中央出身者と異郷からの来訪者による格闘技」
という意味のことを言っていて
武智の考えでは
中央出身者=体制派
異郷出身者=反体制派
反体制派がいて体制が栄えるという考え方とでもいうか
反体制的言動を繰り返しながら
自民党公認で参院選に出て
選挙運動はしないで
党からもらった運動資金を
映画か演劇の資金に使ってしまった
との噂もあったいかにも武智らしい見解だが
現代の相撲興行が
『書紀』 の時代とつながってるわけはないにしても
武智の指摘した相撲という芸能の性格は
今の相撲界でも生きていて
東西の横綱に、 白鵬、 朝青龍
とモンゴル出身力士が座る現状は
出雲から来た力士が中央・大和の力士を破った話に
もろに重なるではないか。
異郷出身者のスカウト・育成で知られる存在が高砂部屋。
米軍統治下にあって
当時は国内とみなされなかった奄美大島から
密航して相撲界に入った先代朝潮 (横綱)
ハワイから来た小錦 (大関)
モンゴル出身の朝青龍 (横綱)
と記憶に残る力士を輩出し
そういえば
茨城出身だから、 異郷というほどではないが
史上最弱とも言われる異形の横綱・男女ノ川もいて
高砂部屋の功績以前に
異形者、 異能者、 越境者あっての相撲界
という本質が
高砂部屋において
目に見える形で現れていて
まあ、 相撲に限らず
芸能というものは
そうしたものだけどね。
ついでにいえば
菅原道真の菅原家、 大江匡房の大江家
学問で知られた両家系が
異郷からやってきた野見宿禰を
祖としているのも示唆的で
現代の科学や哲学におけるユダヤ人の
役割を思わせる。
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