[詩] 山田

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ブロック塀の上を
猫の列が歩いている
そのすぐむこうに
木造の二階建てがあって
その二階に山田が住んでいる (住んでいた)
ときどきその山田は
その二階の窓から顔を出して
塀の上の猫に
ハムや牛乳をやったり
バターを指に塗って
なめさせたりする (なめさせたりした)
おーい、 山田
その頃のことは今も懐かしいか
呼んでみても、 山田は
こちらの山田=俺におぼえがないが
まあ、 そんなものだろう
すぐに山田は引っ込んで
数えると、 三匹、 四匹、 五匹
猫の列だけが
こちらを見ている
猫の列が歩いている
そのすぐむこうに
木造の二階建てがあって
その二階に山田が住んでいる (住んでいた)
ときどきその山田は
その二階の窓から顔を出して
塀の上の猫に
ハムや牛乳をやったり
バターを指に塗って
なめさせたりする (なめさせたりした)
おーい、 山田
その頃のことは今も懐かしいか
呼んでみても、 山田は
こちらの山田=俺におぼえがないが
まあ、 そんなものだろう
すぐに山田は引っ込んで
数えると、 三匹、 四匹、 五匹
猫の列だけが
こちらを見ている
