このビデオを見てるうちに、そういう方向に考えが動いていった。
渋さ知らズ with 久住昌之 「自由の筈」
20年遅れぐらいか、このビデオの空気は。もっと長いか、30年とか、50年とか。これにもついて行けない自分は、やはり昭和の子というより大正の子か。大雑把に言って百年遅れか。
Wikipedia で百年前の1910年を見てきた。
1月23日 - 逗子開成中学の生徒ら12名が乗ったボートが遭難し全員死亡(真白き富士の根)
2月14日 - 伊藤博文暗殺犯(安重根)に死刑判決(処刑3月26日)
4月1日 - 文芸誌「白樺」創刊(武者小路実篤・志賀直哉ら)
5月1日 - 文芸誌「三田文学」創刊(永井荷風)
5月19日 - 地球がハレー彗星の尾の中を通過(欧米では18日)
6月1日 - 大逆事件: 幸徳秋水・管野スガら検挙
6月14日 - 柳田國男「遠野物語」
8月22日 - 韓国併合: 日韓併合条約調印
12月19日 - 徳川好敏大尉(アンリ・ファルマン複葉機)日野熊蔵大尉(グラーデ単葉機)日本初の動力飛行
百年前はまだ明治だった。ただし、どん詰まりの明治43年。「白樺」や「三田文学」が創刊されて、時代はすでに大正気分。大逆事件があり、「遠野物語」が書かれた。大正気分の歌「真白き富士の根」は、上のボート遭難事故の追悼式で発表された。大正時代に入って、レコードや楽譜が発行され、演歌師によって一般に広められた。
そういえば、こんなのもあった。
春三月
あそこにも一つ
ここにも一つ
桜の枝に
男たちが吊るされている
女も吊るされている
風が吹くと
いっせいに花びらが降りそそいで
恐ろしくも懐かしい
春三月は
知恵の足りない男や女が
くびり殺され花に舞う月
あそこにも一つ
ここにも一つ
桜の枝に
男たちが吊るされている
女も吊るされている
風が吹くと
いっせいに花びらが降りそそいで
恐ろしくも懐かしい
春三月は
知恵の足りない男や女が
くびり殺され花に舞う月
大逆事件をイメージして書いたものです。
百年遅れでいいよ、自分。
現実ではないので、居心地も悪くない。
大正時代というのは、司馬遼太郎あたりがほめ上げてる立派な明治と違って、日本人が全員バカだった時代です。