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2010-02-06
[社会]  30代鳶職へのファンレター
TBS アナウンサー安住紳一郎のブログから。

となりに10Fくらいのビルが建てられている。
鳶職の人が鉄骨の上を走り回って働いている。
しかも日曜日にだ。
洗練された動きに、30分くらいジッとみてしまう。
全くあきない。
ファンレターを書きたいくらいだ。
- TBS RADIO 954 kHz > 安住紳一郎の日曜天国 (via - PETAPETA)

これを見て思い出したことがある。

二カ月ほど前、すいた時間帯の西武線で、向かいの席に鳶職らしい二人連れ。30代なかばぐらい。
仕事が早く切り上がったか、移動中なのか、そのへんはわからないが、二人ともくつろいで DS をいじってる。ゲームでもしているのだろう。
ときおり言葉を交わしているが、そのたたずまいがいかにもよろしい。先輩・後輩の間柄らしく、一方がていねいな口調で話しているが、他方もぞんざいではない。なんか、いい奴らみたいだなあ。そう思いながら、自分は二人に身の上に勝手な想像を重ねた。

トビは肉体労働である。それも筋力だけでなく運動神経も要る肉体労働である。一方で、自身が扱うものの距離や速度や重量にセンシティブでなければならない知的労働でもある。
年頃から見て、就職氷河期に世に出た世代ではないか。多様な能力をあわせ持った者が、肉体労働の世界にも入ってきたはずである。職業に貴賎はないとしても、待遇の厚薄はある。時代が違えば、もっと高待遇の職場に行けたかもしれない者たちで、彼らはあったかもしれない。
身体はきつくて、待遇は低い。そういう仕事をある年月続けてきたとすれば、我慢強い性格でもあろう。不注意が自他に危険をもたらす仕事だから、繊細な神経の持ち主でもあろう。かつコミュニケーション能力も高いであろう。

言ったとおり、自分の勝手な思い込みなんだが、いい男たちを見た気がして、しあわせな気分でした。がんばれよ、30代鳶職。いや、がんばれよではなくて、こういう層が社会の中堅に差し掛かってるとすれば、彼らが世に何か良きものをもたらす可能性も期待していいのではないか。すでにお察しのかたもいると思うが、自分は墨子とその思想集団・戦闘集団である墨家のことも思った。続きを書くつもり。
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